──20代・一人暮らし初心者に贈る、失敗しない料理との付き合い方──

🥲「レシピ通りなのに、なんかまずい…」
初めての自炊。
ネットでレシピを検索して、その通りに作ってみたけれど……
- 「味がぼんやりしてる」
- 「思ってたよりしょっぱい/うすい」
- 「なんか、実家の味と違う」
そんな“なぜか微妙”な体験、ありませんか?
実は、料理初心者が陥りやすい「失敗の原因」は共通しているんです。
💡料理初心者が“味付け”でつまずく理由とは?
① 「計量スプーン」を正しく使っていない
レシピにある「大さじ1」「小さじ2」。
ちゃんと計ってるつもりでも、目分量で“多すぎ”や“少なすぎ”になりがち。
特にしょうゆやみそ、砂糖などは量が少し変わるだけで
仕上がりが大きく変わります。
🔸対策:最初はちゃんと計量スプーンと計量カップを使うこと。
「ちょっと面倒」が、仕上がりの差になります。

② 「水分量・火加減」の調整ができていない
料理は化学。
材料の水分量や火加減次第で、調味料の濃さも、煮詰まり具合も変わります。
焦げたり、味が飛んだり、水っぽくなったり…。
特に炒め物・煮物はこのバランスが難しい。
🔸対策:「弱火でじっくり」と「火を止めて味をなじませる」を覚えよう。

③ 味見をしていない(あるいは、味見のタイミングが悪い)
レシピはあくまで“目安”。
自分の好みの味にするには、途中での味見が必須です。
でも、料理初心者ほど「まだいいかな?」「よくわからない」と味見を後回しにしがち。
🔸対策:味見は「煮込み中・火を止めた直後」の2回がベスト!
🧂失敗しにくい「基本の味付け」ルール3選
✅ 1. 「さしすせそ」ルール(味のバランス)
調味料 | 順番 | 理由 |
---|---|---|
さ:砂糖 | 最初に入れる | 甘味が素材にしみこみにくい |
し:塩(しょうゆ) | あとから入れる | しょっぱい成分はしみこみやすい |
す:酢 | 火を止めてから | 酸味が飛びやすい |
せ:せうゆ(醤油) | 仕上げに入れる | 焦げやすく風味が飛ぶ |
そ:味噌 | 火を止めて溶かす | 香りを活かすため |
✅ 2. 「基本の味付けセット」はこれでOK!
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
この“オール1”の比率だけ覚えておけば、
煮物・炒め物・丼もの、どんな料理でも応用可能です。
✅ 3. 「めんつゆ」と「ポン酢」は神アイテム
- めんつゆ(2倍濃縮):水で薄めれば煮物もOK
- ポン酢:そのまま使える万能タレ
初心者は最初からすべて手作りにこだわらなくてOK!
市販調味料を使って、「味の着地感覚」を養っていきましょう。
🍚自炊初心者におすすめの“初めてのメニュー”3選
① 親子丼
→ 火の通りが分かりやすく、煮込みと卵とじの基本が学べる
(めんつゆ+卵で味が決まりやすい)
② 野菜炒め+卵スープ
→ 野菜の火の通し方と、味付けの濃さの調整が練習できる
(塩・こしょう・しょうゆだけでも十分おいしい)
③ 焼きそば
→ 一皿で完結+ソース味で失敗しにくい
🔸コツ:「具材を変えても味付けが変わらない」料理から始める!
🍩若いうちから知っておきたい「糖質との付き合い方」
料理を始めると気づくのが、「砂糖と炭水化物、使いすぎかも?」ということ。
ご飯・パスタ・うどんなどの主食は糖質。
味付けに砂糖やみりんを使うと、糖質過多になりがちです。
📉糖質を摂りすぎると…
- 疲れやすくなる(血糖値の乱高下)
- 集中力が落ちる
- 太りやすくなる(体脂肪に変わりやすい)
- 将来的に糖尿病リスクも…
🍴若いうちから始める「ゆる糖質コントロール」
- ご飯を“ちょい少なめ”に
- 野菜炒めに“たんぱく質”を足す(卵・豆腐・ツナ)
- 味付けを“甘さ控えめ”にアレンジ
🔸味覚も「甘さに慣れてしまう」と後で戻せなくなる。
最初からほんのり甘さで覚えるのが◎!
✍まとめ:「味付けが難しい」は、慣れで解決できる
- 計量・火加減・味見の3つが失敗の原因になりやすい
- 最初は“万能調味料”を使いながら、味の感覚を覚える
- 「ちょっと薄味」に慣れていくと、糖質・塩分も自然にコントロールできる
- 自炊は“料理ができる”より、“自分の体をコントロールできる”ことが大事
🍽はじめての自炊は「おいしくない」でいい。
うまくいかなくて当然。
でも、「自分の作ったごはんを食べた」という経験は、コンビニ飯では得られません。
まずは1つ。
めんつゆでもポン酢でもいい。卵焼きでも炒めものでもいい。
“味付けって面白い”と思えたら、それがもう料理の入り口です。
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