
こんにちは。
最近、味噌にハマっています。
いや、正確に言うと、「ちゃんと味噌を選ぶようになった」と言ったほうがいいかもしれません。
子どものころは冷蔵庫に入ってる“いつものやつ”しか知らなかった。
でも今、味噌売り場を眺めると──日本ってすごいな、と思う。
🗾 日本中に“味噌の方言”がある
関東の「赤味噌」
関西の「白味噌」
信州味噌、仙台味噌、西京味噌、八丁味噌……
ほんの数駅違うだけで、色も味も風味も違う。
北海道の甘くて優しい味噌汁、
名古屋の赤だし、
京都のまったりとした白味噌。
旅行で食べる“ご当地味噌汁”が、実は地味に楽しみだったりする。
味噌は、地方の味そのものなんだと思う。
🧂 味噌の種類って、どれくらいあるの?
分類の仕方はいろいろあるけど、ざっくり言うと以下の3つが基本。
種類 | 特徴 | 主な地域 |
---|---|---|
米味噌 | 甘みと旨みのバランス | 信州、東北、関東など広範囲 |
麦味噌 | 香ばしさと甘みが強い | 九州、四国、西日本 |
豆味噌 | 濃厚で渋みがありクセも強め | 愛知(八丁味噌など) |
そこに「熟成の期間」「塩分の量」「麹の量」などが絡んで、
まさに**“味の方言”が広がっている**状態。
🌞 夏にこそ、味噌を使う理由
「味噌=冬のあったかい味噌汁」というイメージ、ありませんか?
でも実は、夏にこそ味噌はいい。
✔ 発酵食品なので、胃腸をサポート
✔ 塩分補給にちょうどよく、夏バテ対策になる
✔ 冷たくしてもおいしい(冷汁、冷やし味噌汁、味噌だれ)
ぼくは最近、
**「冷やし味噌スープ」**をよく作っています。
具はミョウガ、きゅうり、豆腐。
味噌を溶かした冷たいだしに氷を浮かべてすすると、
一瞬で体がクールダウンする。
それでいて、ちゃんと“食った感”があるのがすごい。
🧑🍳 昔の味噌、今の味噌
昔は、各家庭で“手前味噌”を仕込む文化があった。
祖母が、カメに入れた味噌を毎年天地返ししていたのを、うっすら覚えている。
今は、スーパーでパックを買う時代。
でも、そのぶん選べる幅が広がった。
「誰かが手間をかけて仕込んだ味噌を、自分のキッチンに迎える」
そう思うと、パック味噌にもありがたみが湧いてくる。
🍙 味噌は、塗って焼いてもうまい
味噌は味噌汁だけじゃない。
肉や魚、野菜に塗って焼くだけで、香ばしさとコクが一気にレベルアップする。
ぼくがよく作るのは:
- なすの味噌田楽(ごま油で焼いて、味噌を塗るだけ)
- 鶏の味噌漬け焼き(前日仕込みで翌日ラク)
- 味噌マヨ+冷やしきゅうり(酒のつまみに最高)
味噌は、「塗る・のせる・混ぜる」万能調味料。
これ1本で、男の料理が1段階うまくなる。
✍️ まとめ:味噌は、記憶を味にする調味料
「いつもの味噌汁」がある家って、たぶん幸せだ。
でも、いろんな味噌を試してみると、知らなかった自分の好みに気づく。
そして、どんな味噌にも共通しているのは、
ちょっと疲れた心と体を、ちゃんと迎え入れてくれる懐の深さ。
今年の夏は、冷たい味噌と、焼いた味噌と、地方の味噌を楽しみながら、
しっかり食べて、元気に過ごしていこうと思う。
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