
夏になると、そうめんが食べたくなる。
つるっと喉をすべる涼やかさは、食欲がない日にも助かる。
でも、毎回あの「乾麺の味」に少し飽きてくることもある。
そんなとき、ふと手に取ったのが──
**“半なまそうめん”**だった。
🍜 半なまそうめんって何?
名前の通り、完全な乾麺ではなく、生に近いしっとり感が残った状態で包装されたそうめん。
もちっとしたコシと、つるんとした舌ざわり。
一口食べただけで、「あ、これは違う」とわかる。
しかも今回選んだのは、吉野葛入りの半なまそうめん。
葛の効果でさらにコシと艶が増し、
「いつものそうめん」が、ひと段上のごちそうに変わった。

🍶 普通のそうめんとどう違うの?
比較項目 | 普通のそうめん(乾麺) | 半なまそうめん(葛入り) |
---|---|---|
食感 | つるつる+やや細めのコシ | もっちり+つるり+つやつや感強め |
ゆで時間 | 約2〜3分 | 約4〜5分(やや長め) |
香り・風味 | 小麦の香りが控えめ | 葛と小麦の自然な甘みがやや強い |
保存 | 長期保存可能 | 賞味期限がやや短い(冷暗所保存推奨) |
特別感 | 日常的 | 贈答用や“ちょっといい日”におすすめ |
夏の昼下がり、家で食べるそうめんが
これだけで旅先の味になる気がした。
🧉 たれも“手作り”で、ひと手間の贅沢
市販のめんつゆも悪くないけど、
せっかくなら、家にあるもので簡単に手作りしてみたい。
🌿 我が家の基本の手作りそうめんだれ
【材料(2〜3人分)】
- だし(昆布+かつお or 白だし+水)……300ml
- 醤油……大さじ2
- みりん……大さじ1
- 砂糖……小さじ1
- しょうがすりおろし……少々(お好み)
→ 小鍋に入れて一煮立ち → 冷やして完成。
※前日に作って冷蔵庫で寝かせると、よりまろやかに。
🥢 一緒に食べたい、簡単副菜3つ
1. 夏野菜の焼きびたし
→ なす・ピーマン・ししとうを焼いて、めんつゆに漬けるだけ。冷やして◎。
2. トマトの梅ポン酢マリネ
→ カットトマト+梅肉+ポン酢でさっぱりと。箸休めにぴったり。
3. ゆで卵の味噌漬け
→ ゆで卵を味噌+みりんに漬けるだけで、コクのあるおかずに。
これだけあれば、「そうめん=単品で物足りない」問題は解消される。
☀️ 夏休みの昼ごはんが、少し楽しくなる
冷房の効いた部屋で、涼やかにすする半なまそうめん。
口に広がる葛のつるりとした感触と、
香り立つ手作りのたれ、
副菜との組み合わせで広がる満足感。
たった10分ほどの準備で、**心も胃も満たされる“夏の和定食”**が完成する。
✍️ まとめ:手軽なのに上質。半なまそうめんは夏のごちそう
そうめんは、「手抜き」の代名詞じゃない。
ちょっとだけ選ぶものと手間を変えれば、一気に“格上”のごはんになる。
夏休みのひととき、
クーラーの部屋で本を片手にすすりたくなる、
そんな一杯が今日のそうめんだった。
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